リンコ's diary

田舎の地域医療を志す薬剤師

読めよ薬剤師2022~2022年に読んで「オススメ」っていう書籍を他の薬剤師にオススメする~

こんにちは!リンコ(@manabunoda)です!

さて今年も「読めよ薬剤師」の時期となりました。

 

今年も3冊選びましたので紹介していきたいと思います!

過去4年のエントリーはこちら

 

それでは発表していきます!

 

〇1冊目

誰がために医師はいる―クスリとヒトの現代論

この本を読んで、私は精神科医療や依存症、また通院している患者に対して偏見を持っていたというか思い違いをしていたことがよく分かりました。読み終わってから今まで、実際の現場において考え方がいい方に変わっていっている気がしています。

脱法ハーブが沈静化してから、市販薬やベンゾジアゼピン、アルコールへ依存症が置き換わっている傾向があるとのことですが、自分の職業にも関わってくることなので、しっかりトレンドを掴んでおかなければなりませんし、合わせてその対策も考えていかなくてはならないと感じました。

私は全くアルコールが飲めないのですが、それはそれで幸せなのかなとも感じました。

こちらもあわせてどうぞ↓

 

 

〇2冊目

民間療法は本当に「効く」のか: 補完代替療法に惑わされないためのヘルスリテラシー

 

大野先生といえば、補完代替療法の分野で著名な医師ですね。「『統合医療』情報発信サイト」の作成にも関わっておられます。

補完代替療法に明確な定義は定まっていないようですが、サプリメントや健康食品、鍼・灸、マッサージ、アロマテラピー、ヨガ、漢方医学などが含まれるようです。

本書は、統合医療の基本事項や健康食品に関する制度、補完代替療法の問題点、エビデンス、そして補完代替療法に興味を持った患者への対応やヘルスリテラシーまで、補完代替療法周りのことがぎっしり詰まっており、この1冊で十分理解できるようになっています。補完代替療法に興味を持った患者への対応について書かれているのは珍しいように思うのですが、それだけ重要だということを示されているんじゃないかと思っております。

補完代替療法に興味のある方は是非読んでみてください!

 

 

〇3冊目

認知症世界の歩き方

「認知症世界の歩き方」は15万部以上も売れているのでご存じの方も多いかもしれません。この本は、認知症の本院の視点から、その気持ちや困りごとが書かれています。「乗るとだんだん記憶をなくす『ミステリーバス』」や「熱湯、ヌルッ、冷水、ビリリ、入浴するたび変わるお湯『七変化温泉』」などの13のストーリーが描かれております。認知症の方がどうしてそのような行動をとるのかが理解でき、優しくなれたり、対応が変わった気がしています。また合わせて、いつもしている何気ない行動は脳のすごく高度な判断で行われていることを再認識しました。

以下のポータルサイトは無料で見ることができます。「認知症世界の歩き方」の世界観を感じることができますので、是非ご覧になってください!

 

 

 

 

 

今回は以上になります!

参考になれば嬉しいです!

 

 

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