リンコ's diary

田舎の地域医療を志す薬剤師

月刊ブログ 田舎の地域医療を志す薬剤師(2021.7)(新人との4か月)

こんにちはリンコ(@manabunoda)です!

 

毎月更新していたこの連載ですが、しばらく更新できておりませんでした。

4月から勤務環境が大幅に変わって忙しくて…

4か月経ってようやく落ち着いてきました。

 

前回のブログで少し書きましたが、私は薬剤師2名体制(+パート薬剤師数名)の病院に勤務しておりまして、昨年末に薬剤部長が定年退職され、4月からは新人薬剤師が入職し、私が管理者となりました(なお、平社員のままなので給料は増えず…(号泣))

 

てことで、忙殺されました。

今年はコロナワクチン管理の責任者的な立場もついてきたので、それも負担になりましたね。

あとは自主回収やら出荷調整の対応もありましたね。現在進行形ですが。疲れますね、ほんと。。。

病院の管理者がガラッと変わったのも大変でした。

 

うちの病院に新人薬剤師が配属になるのは十数年ぶりでして新人教育プログラムはないし、私自身も病院薬剤師の新人教育をするのが初めてでどのようにして教育していけばいいのかと悩みながら。

県内の中小病院の知り合いたちに新人教育のスケジュールとか資料を持ってないかと聞いたのですが、あまりいい返事はいただけず。

中小病院の課題の1つかなと感じました。

 

悩みに悩みながら以下のようなスケジュールを立てました。

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当院は小規模病院ですので一つ一つの業務量はそれほどないのですが、細かい業務はたくさんあり、少人数の薬剤師でこなさなければなりません。

「今日は○○をやってね!」と言えないところに難しさがありました。

1週間ごとや日ごとのスケジュールを立てるのは難しいので、1か月単位のザックリした予定となりました。

 

4月は見学してもらったり手伝ったりしてもらいながら、看護部の新人研修に参加してもらいながら、注射の払い出し(当院では薬剤助手の業務)をしてもらってました。

5月くらいまではスケジュール通り進みましたが、比較的仕事の覚えが早かったこともあり、今ではやや前倒し気味で進めています。

実習で調剤は十分にやってきているようで、調剤はすぐにできるようになってました。

最近は、まだ経験したことがない仕事はどんどん任せるようにしています。

 

 

知識面に関しては、実際の症例をもとにその薬剤の使い方や病態を説明し、書籍等を使って理解を深めてもらっている形です。

マンツーマンの教育では、教育側の苦手分野が自然と教育を受ける側の苦手分野になることを痛感しております。

これはほんとに良くないです…

教育者は複数人いた方が全体にいいですね。

 

以前アンケートを取らせていただき、この中からいくつか購入し、また私の私物も使用しながら進めていきました。

書籍以外ではMPラーニングを病院に契約していただき、空き時間や自宅で活用してもらっています。

 

新人教育は想像していた以上に大変なのですが、救いだったのが新人が優秀だったということです。

挨拶はできるし、コミュニケーションは取れる。

これでもう十分です。

仕事の覚えも早く感じます。

まだ薬剤師の能力は未知なので、これからゆっくり成長していってほしいと思います。

 

10年ぶりくらいに新人教育をしていますが、やっぱり楽しいですね。

なにより教育側の学びが大きいことを実感しています。

 

私の業務に関してはかなり過多となったわけですが、パート薬剤師の出勤日数を増やしたり、業務権限の移行をして助手に任せたりして私の業務負荷を減らしてなんとか乗り切りました。

サービス残業はしていないですし、36協定も守れています。(←ココ大事!)

ただどうしても入院患者に対する業務時間を削らざるを得ず、私の満足のいく業務ができなかったのは悩ましいところでした。

 

ここ最近では新人が成長してきたので、当初に比べると負担はかなり楽になっている気がします。

 

 

あれやこれやと悩みが尽きないわけではありますが、楽しみながら私も一緒に成長していければと考えています。 

 

 

今回は以上になります!

参考になれば嬉しいです!

  

 

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