こんにちは!リンコ(@manabunoda)です!

リンコ's diary

田舎の地域医療を志す薬剤師

居酒屋抄読会の取り組みをエントリーしたけど不採用になったのでせっかくだからこちらで…

仲間内で居酒屋でやっている論文抄読会である、通称「居酒屋抄読会」(以前、取材していただいた記事→オトナの学びは、楽しく美味しく! | 薬剤師のためのメディア「ファーマトリビューン」)の取り組みについて発表させていただこうと某学会にエントリーしたのですが、「不採用」となってしまいました。私の力不足というか、趣旨に合っていなかったというか。ちょっと無理をして書いたので仕方ないですかね。。。不採用の理由は聞いておりますので、それなりに納得しております。

今のところ他の学会に同演題をエントリーする予定はないですし、せっかく作った抄録を眠らせておくのももったいないので、ブログで公開しておきます。

 

【題名】居酒屋抄読会の取り組み

【背景】EBM(Evidence Based Medicine)を実践していく上で、臨床医学論文を読み、それを適切に批判的吟味することは必須である。しかし、初学者にとって臨床医学論文を読むことはハードルが高く、また論文抄読会が開催される機会はそれほど多くない。さらには開催されたとしても堅苦しい雰囲気になってしまうことが多いように感じていた。そこで我々は、「楽しみながら気軽に臨床医学論文を読んでみよう」をコンセプトとして、居酒屋での論文抄読会、通称「居酒屋抄読会」を開催しており、今回はその取り組みについて報告する。

【方法】居酒屋抄読会開催にあたっては、まず参加者を募り、その参加者で話し合いお題論文を選定する。当日は居酒屋に集まり、飲食しながら楽しく論文を読み、批判的吟味および議論を行う。また合わせて、インターネットに接続した端末から音声および映像が視聴可能なTwitter Casting(ツイキャス)を使ってリアルタイムでの配信を行い、その場所にいなくても視聴・コメントでの参加ができるようにしている。

【結果】居酒屋抄読会は2016年4月から2019年3月までに計24回開催した。毎回1~2本の論文をお題論文として選定しており、その内容は糖尿病・COPD・高尿酸血症治療薬から、サプリメントや健康食品といったものまで多岐に及んでいる。参加者からは、「気軽に参加できる」「講義型のワークショップより参加者の距離が近いため雰囲気が和気あいあいとしており、質問はしやすい」「自分の論文の解釈を他の人と比較検証できた」「論文を読もうと考えている者同士で繋がることができた」といった好意的な意見が聞かれた一方、「夜間は参加しにくい」「隣の席がうるさくて集中できなかった」「飲食の時間が十分に取れない」といった意見も聞かれた。

【考察】「居酒屋抄読会」は、通常の論文抄読会やワークショップに比べて参加するハードルが低く、質問しやすい傾向があり、有用であると考える。今後ともこの活動を継続するとともに、居酒屋以外での開催も検討し、楽しみながら気軽に臨床医学論文を読む場を提供していきたい。

 

今回の反省を教訓にして、来年はどこかの学会で「エビテン」の取り組みを発表しようかなと。頑張ろ。