こんにちは!リンコ(@manaunoda)です!
さて、新年度が始まりました。
今回は私の所属する薬剤部の今年度の目標について書いていきたいと思います。
今年度は診療報酬改定がありませんでしたので、去年を振り返りながら目標を立てていきました。
100床未満の小規模病院で薬剤部の管理者は私ですが、薬剤師は2名のみですので、後輩と相談しながら目標は決めました。私は目標を立てる時、思いつくだけ目標を挙げていきます。小さくても、大きくても関係ないです。そしてその時々で重要なものやタイミング、難易度を考慮しながら実行していく方針です。目標が多すぎる、と前の上司には指摘を受けたことはありましたが、やはり私にはこのやり方が合ってますね。目標に挙げておいて頭の片隅に置いておくと、時々アイデアを思いつくことがあるんですよね。だいたい風呂かトイレなのですが。
そのため、年度を振り返ってみると全く進んでいない目標が散見されます。まあでもそれは仕方ないと思って諦めます。縁がなかったということで。
てことで、列挙していきます。
〇薬剤管理指導の算定件数:年間〇〇件
→当院は算定できる病床が限られているのですが、少しでも算定していきたいです。目標の件数は秘密です。加算は残念ながら他にほとんど取れないので、目標にできるのはこれくらいです。病院薬剤師の給料が少ないと嘆く前に、しっかり稼がないといけません。
〇服薬指導件数のアップ
→薬剤管理指導が算定できない病床に関しては、若干モチベーションが上がらないのですが、やはりベッドサイドに行くことは重要ですので、十分な服薬指導はしていきたいです。基本的には後輩の仕事になりますが、服薬指導の件数を評価の対象とすることで指導が増えればいいなと思います。
〇ポリファーマシー改善への取り組み
→最近あまり気にしてなかったら、また薬が増えだしてるんですよね。それで去年、医療安全の研修会でポリファーマシーを扱いました。今年はどうしようかなと。毎月1つの薬効群を取り上げて、介入していこうかなと考えています。特に長期入院や老健入所者を対象にする予定です。包括病床ばかりなので、つまりはコスト削減につながります。
〇フォーミュラリー作成への取り組み
→フォーミュラリーは今年から取り組む大きなテーマです。医師、研修医、薬剤師で毎月1つの薬効群を作成することとなりました。ちょっときついかもです。さてどうなりますやら。
⇒4月には第1弾としてカルシウム拮抗薬のフォーミュラリーが完成しました。まだまだ手探りですが、早く軌道に乗ればと。
〇静注抗菌薬使用量削減
→当院ではDOTベースでの抗菌薬の使用量がここ数年増加傾向になっております。さらに、今年は薬価の中間改定で、抗菌薬の薬価は上昇しているものが多かったです。昨年度の使用量のままでは30%の抗菌薬によるコストアップとなることが分かりました。全体的には改善点が多い印象ですので、しっかり取り組んでいきたいと思います。何をしましょうかね。
〇出前講座および地域包括ケア推進会議への積極的な参加
→これは去年と変わらずですね。新しいことをするというよりは、例年通り参加していくことになると思います。
※コロナ禍で止まっていた分野なので、新しい試みも考えていきたいですが。
〇感染、医療安全、褥瘡等の委員会活動の充実
→去年は褥瘡の加算の関係で、これまでよりも褥瘡に関われることができて良かったです。感染はコロナが落ち着いたので、今年は前述したように抗菌薬に対して取り組みをしていきます。あと、今年は医療安全に力を入れていきたいなと。ポリファーマシーには取り組むとして、他にも少し何か取り組みたいです。DI活動を絡めながらやっていきましょうかね。
〇DI活動の充実
→情報過多の世の中になっていますので、この情報をどう伝えていくかというのが最近の課題になっています。去年からDIニュースは充実しつつあるのですが、まだまだ満足いくものではなく。今年も頭を悩ませたいなと。私の頭の中にあることを積極的に院内に向けてアウトプットしていきたいです。
〇学会発表
→今年は後輩が発表する予定です。来年は私が発表できるように、今年中にしっかり準備したいです。ネタは色々ありますが、どうしようかなと。
〇実習生教育の充実
→実習生の受け入れは去年から始めたのですが、分からないなりに頑張れたので、そこそこ質のいい実習はできたのではないかと思います。去年の反省を活かしながら、今年はやっていきたいなと。他職種との関わりは満足度が高かったので増やしていきたいですね。
〇人材確保の取り組み
→常に目標にはしてるんですけど、なかなか難しい問題で。正職員が2名しかいないこと、パート薬剤師が高齢化していることが課題なのですが。チャンスがあれば。
〇プレアボイド報告
→できたら月1件以上ですけど、そんなに案件がないんですよね。プレアボイド待ちなのは良くないですが、いい事例があれば積極的に報告していきたいです。
〇退院後の初回訪問
→うちの町は薬剤師の在宅への関わりが全然なくて。どこの薬局も余裕がないから仕方いないんですけどね。個人的には、退院後に病院薬剤師が訪問→以後は院外処方で薬局薬剤師が在宅を行っていく、って形にしたいんですよね。自分の中で形は描けているのですが、あとはタイミングと余裕を見ながら。
〇輸液の院外処方
→これも在宅と関わりがあるのですが。自宅で点滴をするケースが増えてきているのですが、現状は院内処方での対応になっています。これは早急に進めたいのですが、採用薬品をどうするか、点滴の物品をどうするか、そのあたりが課題です。
てことで、この中のいくつかが形になればいいかなと思っております。
書いてみて、かなりざっくりとした目標だとわかったので、ブラッシュアップして落とし込んでいきたいと思います。
今回は以上になります!
参考になれば嬉しいです!