こんにちは!リンコ(@manabunoda)です!

リンコ's diary

田舎の地域医療を志す薬剤師

第2回エビデンス展覧会(略して、エビテン!)

9/25に第2回エビデンス展覧会(略して、エビテン!)を開催しました。その報告です。

今回は録音を残せたのですが、音声トラブルにて私の声しか届かず、他の方の発表を私が仲介して発表するという謎の展開に。また考えます。。。

録音↓

ではスライドを紹介していきます。

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今回はS.O.先生をゲストにお迎えしております。

 

ではまずは私の発表スライドから。

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pubmedリンク→https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30012318

こちらはRE-LY試験のpost-hoc解析となっております。

DOACやWFとNSAIDが併用されているケースってたびたび見かけるのですが、大丈夫なのかな??ってずっと疑問に思ってたんです。そして、ケアネットでこれが取り上げられていたのを知って、読んでみようと思ったわけです。

結果は、併用にて大出血、消化管出血とも増加。ツイキャスのディスカッションにも出てきたのですが、脳梗塞や全身性塞栓症が増えるのはやや謎です。入院に関しては、NSAIDを服用しているという背景にてリスクが高まりそうな気もしますので、それほど気にしないことにします。コメントにも書きましたが、アブストしか読めてませんので、全文を読めばまた解釈が変わるかもしれません。また、こういうケースはとりあえずPPIを入れてもらおうという気になってしまうのですが、それが適切なのかどうかも知りたいですね。

ケアネットの記事→心房細動患者への抗凝固薬とNSAID併用で大出血リスク上昇【Dr.河田pick up】

 

次はS.O.先生のスライドです。

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 pumedリンク→https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30177485

 スライドがきれー!見やすい!私のとは大違い!!

 この論文では、eGFRの変化量はFebuxostatとプラセボで差はなかったとの結論になりました。ただ、痛風関節炎の発生率に関しては、プラセボ群が5.86%だったのに対してFebxostat群で0.91%と有意に減少していたようです。サブ解析はすごくたくさん行われていたので、有意差のついたものを切り取るとミスリードするかもしれません。少なくとも、腎機能低下を抑えることを目的としてFebxostatを用いるというのは、今回の論文を読む限りは避けた方がいいのではないか、という印象です。

 

次はにいやん先生

 

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pubmedリンク→https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28448593

抗不安薬や眠剤による骨折というのはみんなが気になるところ。特にZ-drugは比較的安全なのでは?という認識もあるような気がします。

結果としてはBZ系薬もZ-drugも使用により骨折リスクが上昇するという結果。しかも特に使用開始初期の方がリスクは高いことが示唆されております。一般的にどの薬剤でも投与初期は副作用のリスクが高まると思いますが、特に睡眠薬などは転倒から骨折につながるという比較的重篤な副作用を引き起こす可能性もあるので、十分に注意したいものです。ここでBZ系とZ-drugの直接の比較は行っておりませんので、それはまたお預けということで。

この文献は多く知り合いがブログで取り上げているので、紹介しておきます。

にいやん先生→ベンゾジアゼピン薬、Z-drugと股関節骨折 - pharm-niiyan’s diary

忍者先生→Z-drugsも股関節骨折リスクを増加させますか? - 【薬局薬剤師の記録的巻物】

リンコ→睡眠薬のリスクもろもろ-3(Z-drugと転倒・骨折) - リンコ's ジャーナル

それぞれの解釈や注目ポイントが色々とあって、こうやってブログを比べるのも面白いです♪

 

最後にzuratomo先生のスライドを

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 pubmedリンク→https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29846118

仕事のストレスと心房細動という、なかなか興味深い表題。。。

最終的にスウェーデンの3つのコホート研究のメタ解析をしていますが、表にあるのはそのうちの一つの試験結果。年齢、性別、学歴の補正でストレスがない人と比べて有意にリスクが上昇しております。また、3つの統合結果ではHR1.37と、有意にリスクが上昇する結果に。スウェーデンの結果ということで、それをどう捉えるのかというのが難しいですね。日本の方がマズイ結果が出そうな気もしますし。ああ、ストレス抱えずに仕事したい。。。

 

次回は10/30(火)の22時頃からを予定しております。お時間ございましたらご視聴くださいませ。また、参加者も募集しておりますので、ご興味がありましたらご連絡ください。参加要項はこちらをご確認ください。↓

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