リンコ's diary

田舎の地域医療を志す薬剤師

月刊ブログ 田舎の地域医療を志す薬剤師(2017.8)(「高校生セミナー~薬剤師になるには~」に裏方として参加しました)

昨日、「平成29年度高校生セミナー~薬剤師になるには~」に裏方として参加して参りました。

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会場に着いたらこんな感じでした。席の追加をしないといけないくらい参加していただきました。感謝です。

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内容は、まず第1部として薬剤師になる方法や大学での授業内容の簡単な紹介や、若手薬剤師からのメッセージとして病院薬剤師、薬局薬剤師、行政薬剤師、医薬品卸の管理薬剤師、製薬メーカーの薬剤師の立場からの業務内容の紹介、第2部として数大学担当者が来られておりましたので、そこでの大学案内や進路相談、先ほど業務内容を紹介した薬剤師との相談、薬剤師会による奨学金紹介や就職支援といった内容でした。


まずは第1部から。冒頭に県内の薬剤師の状況についての話がありました。その状況が書いてあるパンフレットがこちら。

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うーん、なかなか厳しいですね…

で、業務内容の紹介。高校生に分かりやすく説明するのは難しいな、と思いながら聞いていました。「調剤」とか「処方箋」とか「鑑査」とかいう言葉を使っている方もいたのですが、理解できたのかな?少なくとも私が高校生だったころを考えると難しいのではないかな、と。そういったこともあり、病院薬剤師についての説明はイマイチだったような。若い子だったから…。薬局薬剤師の紹介は、中堅の方がされたこともあって、すごくうまかったです。個人的なベストアクトは卸の管理薬剤師でした。魂がこもっていて、圧倒されました。高校生にも届いたんじゃないかな。製薬メーカーについての説明は、うちの県には製薬メーカーがK社くらいしかなくて、GEメーカーだから、製剤的な話が中心で。出来れば新薬開発に関する話をしてもらった方が興味を持ってもらえたと思うけど、やっぱり県内メーカーじゃないといけないのかな…

2部の相談コーナーに関しては、興味ある子や親御さんは熱心に聞き入っておられましたね。まだそこまでイメージがわかない子もたくさんいたように思いますが。

全体を通して感じたのは、結局高校生たちは何を聞きたかったのかな?ってことです。でもたぶん、何を聞きたいかどうかも分からなかったのではないかな?と思います。だからこそ、こちらから色んな情報を提供してあげないといけないのではないか、と思いました。

先に紹介したように、うちの県は薬剤師が少ないです。薬剤師になるには薬学部に入らないといけないのですから、大学進学の時に「薬学部」というのを候補に入れてもらわないといけません。薬剤師が普段いろんなところで目にしたり、接したりする職業だといいのですが、そうではなく近い人には近いけど、遠い人には遠い存在なのかなと思います。私自身が、全く薬剤師が何をするか分からずに入りましたからね。この企画は去年から始まったようですが、そういった意味で、とても重要だと思いますし、今後も継続し、より充実したものになればいいかなと思います。

薬剤師の数が今くらいの数でいいのならこういった活動は必要ないのかもしれませんが、私はそうは思わなくて。薬剤師が薬剤師の行うべき業務をすることで、他職種の負担の軽減になったり、患者さんへの利益になることも多いはずです。まあ、その業務が何なのかというのは様々な意見があるとは思いますが、ちょっとそれは置いておいて。現状では人数の関係もあり、満足にできていない気がしています。より優秀な人を集める意味でもこういった活動は大切ですね。

今回のセミナーで薬剤師や薬学部に少しでも興味を持ってくだされば嬉しいです。
そして薬学部に入り、将来薬剤師になったら、是非福井に帰ってきてほしいな♪
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