リンコ's diary

田舎の地域医療を志す薬剤師

「処方箋上のアリア」から名言を集めてまとめました!

こんにちは!リンコ(@manabunoda)です!

 

「亜里亜薬局」を舞台とした薬局薬剤師が主人公の漫画「処方箋上のアリア」が第5巻をもって完結しました。とても楽しく読ませていただいたので終わってしまったのがとても残念です。

 

さて今回は「処方箋上のアリア」から、主人公である薬局長の「麻生葛」の名言を集めました。いつかまとめたいなと思っていたのですが、話が完結してしまいました。。。作品中に薬剤師として刺さるセリフがたくさんありましたので、1巻ごとに1つずつピックアップしましたので、以下で紹介していきます。

 

第1巻

「疑え何もかも。」

このセリフが全体を通して一番好きかもしれませんね。私の場合は、医者も患者さんも同僚も他職種も疑いまくってますね。疑わずに鵜呑みにして失敗したことは何度もありますから、もう信じられるのは自分のみです。職業病みたいなものですから仕方ないですよね。

でもそれは安全で有効な薬物療法を行う上では必須だと思っています。そうやって疑ってかかることで発見したものはたくさんありますし、疑わなければその視点はなかったかもしれません。仕事だからやってますが、プライベートでは全然そんなことないんですけどね。

薬剤師ならみなさん気持ちは分かってくれるんじゃないかと思います。

 

第2巻

「心身が思うようにならない時、本人はもちろん辛い。しかしそんな時、周りの人間も何かを抱えていることが多い。周りの人間は患者の生活に密接に関係している。患者も周りも安心して生活できるよう手助けをするのも薬剤師の役割だ。」

ちょっと長くなってしまいましたが、このセリフにはハッとさせられたというか気づかされたというか。どうしても薬剤師なので、薬が中心となってしまって、患者さんやその周りの人のことまで考えが及ばないことがあります。闘ってるのは患者さんだけでなく、その周りの方も同じですし、周りの方がよりストレスを感じたり悩んでいたりすることも多いと思います。少しでも周りの方にも気遣えるような薬剤師でありたいですね。

 

第3巻

「ただ勉強することに意味を感じねえこともあるだろうが、それでも『知っていること』を増やしておけ。突然訪れるとんでもねえ瞬間に後悔したくなけりゃな。」

これはほんとそうなんですよね。勉強したことは裏切らないというか、突然その知識が必要な時はやってくるんですよね。何を勉強したらいいか分からないときは、何を勉強したもいいと思います。その学んだ知識が数年後に誰かを助けることになるかもしれません。私自身もしっかり勉強しておけばよかった…と思ったことは多々あります。後で後悔しないように勉強するしかないです。

 

第4巻

「薬剤師(おれたち)自身が薬になるんだ。」

これはいいセリフですね。いつか使ってみたいです(笑)

このセリフの前に「傷が多いほど患者(ひと)の気持ちが分かるだろ。」ってセリフもあるのですが、「患者さんを癒す」という意味だと思います。そんな簡単なことではないですが、話を聞くだけで十分なことも多いと思いますし、心が整っていればどの薬剤師にもできるのではないかと思います。忙しいと忘れがちですが、医療職の一職種として薬剤師には癒すことも求められているということをしっかり覚えておく必要があるのではないでしょうか。

 

第5巻

「知らないと助けられないじゃないですか。」

第3巻と同じようなセリフですが、このセリフが最終巻の最終盤で出てきたということは、それだけ重要なことであることを意味していると思います。私自身思い返してみると、私が気づいた副作用や処方ミスは多くありますし、気づかなかったら重大な事故につながっていただろうこともありました。知っていなければ…ということも何度かありました。ただ恐らく逆に、気づいてないだけで、「知っていれば助けることができた」事例も存在するんだと思います。医療職ですし、人の命や健康が関わっていますから、勉強するしかないですよね。

 

まとめると以下の3つになるのかなと思います。

  • 勉強しろ
  • 薬だけじゃなくて患者をみろ、患者の周りもみろ
  • 疑え

 

「処方箋上のアリア」を通して薬剤師にとって大切なことを学びましたし、今まで自分がやってきたことが間違ってなかったと思えることもあり、心強くなりました。

ありがとうございました。

 

取り上げることができませんでしたが、この他にも数々の名言が散りばめられております。2巻「患者の心の毒を取り去れるような、薬剤師になろう。」とか最高ですよね。

是非読んでいただき、自分の心に突き刺さる名言を探していただければと思います。

 

 

今回は以上になります!

参考になれば嬉しいです!

 

 

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