リンコ's diary

田舎の地域医療を志す薬剤師

私が大手調剤薬局を退職し、ド田舎の地元の病院に転職した理由 その4

第3回神戸医療イノベーションフォーラム。
上司の薦めということで、特に何も期待せずに参加したのだが、
その予想を大きく覆され、驚くことばかりだった。

一番影響を受けたのは狭間研至先生。
今までも書いてきたように、私は薬剤師という仕事に誇りを持てていなかったし、
薬を早く、正確に渡すのがメインで、夢なんてないなと思っていた。
まして薬局なんかは、Drの言いなりで薬を渡す施設というイメージだった。
でも、それがおかしいとは気づいていたし、まだまだできることはあると感じていた。
ただそれを口に出すことはなかった。
その考え方に自信を持てなかったし、みんなそうとは思ってない、と思っていたから。

でも狭間先生の話を聞いて驚いた。
自分の考え方と似たような考え方の人がいて、
それを大勢の前で披露している。
私の考え方は間違えじゃなかったと思った。

この時の講演の時間は短く、
2月に再び広島でお話を聞く機会があった。

先生のスライドでよく登場する「金魚鉢に入った金魚の写真」。
まさに私はこれだと思った。
何か閉塞感を持って仕事をしていた。
何かしようとしても、すぐに見えない壁にぶち当たる。
上は開いているが、飛び出せそうで飛び出せない。

「その②」で書いた「コバンザメ商法」、「タバコ屋」の話にも大いに共感した。

薬剤師なんて夢も希望もない職種だと感じていたので、
先生のお話を聞いて、そうではないことが分かったし、
むしろ、まだまだできていないことが多く、将来性は大きいと感じたのでした。

私はもしかすると、間違った薬剤師、薬局ばかりを見てきたのかもしれない。
でも、その流れは変わり始めている。
自分の考えは間違ってなかった。
薬剤師にどんな可能性があるのか勉強しよう。

そう思って、いつからか今年を「勝負の年」と自分に言い聞かせ、行動するようにした。

しばらく薬剤師の可能性に限界を感じ、薬剤師としての勉強をしていなかったので、
行動を始めると、自分の力の無さにびっくりすることが多かった。

そして行動を始めると、他の薬剤師と交流する機会が増えてきた。
今までは他の会社の薬剤師と話すことなんて考えてなかったし、
何なら、大手調剤薬局にいるから、そんなことをしなくても問題ないと思っていた。
その考えは大きく間違っていたことに気づかされた。
4月に鹿児島で開かれた「薬剤師ブロガーセミナー」。
ここでまた、大きな出会いが会った。

では、今日はこの辺で。

P.S 私が大きく影響を受けた、第3回神戸医療イノベーション
それがustreamアーカイブでご覧いただけます。↓
狭間先生以外にも影響を受けた方がたくさんいらっしゃいます。
遠矢先生、宮川先生、堀永先生、杉本先生、円城寺先生などなど。
ぜひご覧ください!
ちなみに、来年は1/26(日)13時~ 神戸ポートピアホテルにて開催されます。
ご興味のある方はぜひ!