リンコ's diary

田舎の地域医療を志す薬剤師

読めよ薬剤師2024 ~2024年に読んで「オススメ」っていう書籍を他の薬剤師にオススメする~

こんにちは!リンコ(@manabunoda)です!

さて今年も「読めよ薬剤師」の時期となりました。

 

 

 

今年も3冊選びましたので紹介していきたいと思います!

過去3年のエントリーはこちら

 

 

それでは発表していきます!

 

〇1冊目

「卓越したジェネラリスト診療」入門 

 

(感想をツイートしてなかった。したつもりだったのに、、、)

今年もプライマリ・ケア領域から1冊選ばせていただきました。

みんな大好き藤沼先生の著書である、通称:卓ジェネ。

まさにプライマリ・ケアの神髄が書かれており、我々の学んできたプライマリ・ケアの実践の様子が言語化されていて、なんだか嬉しくなりました。

もちろん書かれているのは「プライマリ・ケア"医"」に関することです。医師の役割は、診察であり、診断、治療、説明、コミュニケーションというところが大きいように感じました。

では「プライマリ・ケア"薬剤師"」として何をすべきなのか。そういったことを考えながら読んでいくといいのではないかと思います。もちろん医師の役割の一部を担うこともできますし、薬剤師ならではの視点から考えることも必要かと思います。薬のことを中心に、薬以外のこともプライマリ・ケアに関わる医療従事者の一員として考えていけるといいのではないでしょうか。

 

 

〇2冊目

免疫学夜話

 

この本は本当に面白かったですね。遺伝というのは不思議なもので。そんな気はしてましたけど、そうやって免疫と関連していたんだなと。人種によって、住んでいる地域によってそんなにも変わって、それが遺伝して。同じ人間なのに不思議なものです。これも人類が滅亡しないように編み出されたことなのでしょうか。

けいゆう(keiyou30)先生のインスタ記事↓

 

 

 

〇3冊目

服薬指導がちょっとだけ上手になる本

 

個人的には、薬剤師にとって服薬指導というのは何よりも重要な業務だと考えておりまして。ただ、「服薬指導」の書籍ってそんなに多くないような思っておりました。

本書では、よくありがちな質問に対して、どのように思考回路を巡らせて考えていけばよいのかということがそれぞれに書かれておりました。また、それぞれの質問に対して、「この質問が出てくる背景や事情を考えよう」ということについて書かれており、すごくいいなと思いました。どうしても質問されるとその事柄についてそのまますぐに答えてしまいがちですが、その背景を捉えられていないと、患者さんの求める事とは異なる答えになってしまうこともあります。私もよく反省しますが、「質問の背景」というのは非常に重要だと感じております。

児島先生からは、新刊を献本いただきました。こちらもおススメでございます。

 

 

私には子供がおらず、小児科の経験もないので、小児は分からないことだらけです。なので、もともと知識が薄いですし、患者さんから質問されてもうまく答えられないことがあります。この間も、急患センターで相方薬剤師に助けてもらいました。

当院でも救急外来で小児は受け入れておりますが、医師も看護師も専門じゃないので、この本をDIニュースのネタにして、院内に啓発しようかなと。

それにしても、児島先生の仕事は本当に細かいですね。そんなの誰も気にしないよってところまで引用付けてきっちり説明していて。私には真似できないです(褒めてる)。

 

惜しくも選考漏れした2冊↓

処方箋の作り方

今までにないような切り口で書かれていて、大変勉強になりました。自分のエビデンスやEBMについての考え方や患者との向き合い方を振り返りながら読んでました。処方と関わる機会が増えるにつれ、向き合い方は考えさせられます。

 

型が身につく薬物動態学

薬物動態の勉強はどうしても敬遠しがちで…でもやっぱり重要なので、意を決して。

一通り整理するにはピッタリの一冊だなと思いました。勘違いしていた部分もあったので、読んで良かったです。分かりやすいかと言われれば、そうではない部分もあり、まだ落とし込めていない部分もありますが、そこは繰り返し学んでいきたいと思います。

 

 

 

今回は以上になります!

参考になれば嬉しいです!

 

 

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