こんにちは!リンコ(@manabunoda)です!
この度、チャイルドヘルス5月号「特集 いまさら聞けない子どもの薬」 に寄稿させていただきました。
目次
【特 集】
いまさら聞けない子どもの薬
(企画の言葉…児島悠史)
1 意外と使うメリットの少ないかぜの薬…児島悠史
2 薬の上手な飲ませ方…富野浩充
3 子どもの薬剤投与量はどのように設定されるか~子どもと成人の生理機能の違いと計算式から考える~…上田昌宏
4 妊娠・授乳中の薬の安全性評価と,その伝え方…児島悠史
5 子どもの誤飲と薬…野田 学
6 熱冷ましの効果の実態…菅原鉄矢
7 ステロイド外用薬に関する誤解…堀向健太
8 子どもでよく使用される抗菌薬の注意点…木村丈司
9 ぜんそく治療(吸入)のピットフォール…三浦哲也
10 子どもに対する精神系の薬の動向…桑原秀徳
11 ワクチン接種の大切さ…青島周一
特集のねらい(ホームページより)
子どもは日々めざましく成長するため,身体の生理学的変化だけでなく,薬や病気に対する理解度,さらに薬物治療を取り巻く状況も日々大きく変わります.そのため,子どもに薬を使う際は年齢や体重だけでなく,その子の現時点での特性や生活環境も踏まえた臨機応変で細やかな対応が求められます.また,子どもの薬物治療を適切に行っていくためには,子ども本人だけでなく,その子の両親や保護者にも薬の意義や使用方法を正確に理解してもらう必要があります.
そういった意味で,子どもの薬物療法には独特の難しさがあり,苦手意識を抱いている医療者も少なくありません.そこで今回の特集では「いまさら聞けない子どもの薬」というテーマで,かぜ薬や抗菌薬,ステロイド外用薬,吸入薬,精神系の薬,ワクチンなど誤解の多い薬のほか,年齢ごとの薬の飲ませ方や誤飲事故対策といった観点からも,改めて子どもにとっての「薬」というものを考え直す話題を取り上げました.
ただでさえ不安の多い子育てのなか,薬がその負担をさらに重くしてしまうことがないよう,科学的根拠に基づいた寄り添いを行う一助にしていただければ幸いです.
(株式会社sing,Fizz-DI 薬剤師/児島悠史)
多くの著名な薬剤師とご一緒できて大変嬉しく思います。
私の著者プロフィールの内容が飛び抜けて薄かったのがいい思い出になりました(笑)
今回は「子どもの誤飲と薬」の項を担当させていただきました。
私が主に参考にしたのは以下の2つの報告です。
いずれも、薬剤師であれば一度は目を通しておいてほしい報告書です。
〇消費者安全法第23条第1項の規定に基づく事故等原因調査報告書 子供による医薬品誤飲事故
本5月号の中で個人的に特に勉強になったのは、「薬の上手な飲ませ方」(冨野先生)、「ぜんそく治療(吸入)のピットフォール」(三浦先生)です。
私は小児科の経験がほとんどなく、また子供もおりませんので実際にどういった苦労があるのかやどういった注意が必要なのかがよく理解できました。
また、「子どもでよく使用される抗菌薬の注意点」(木村先生)で書かれていた誤ったペニシリンアレルギーの「ラベルづけ」は大きな問題であることを実感しておりますし、AMRの時代には考えておかないといけない大切なテーマだと考えております。
購入を検討される方は、amazonや楽天には在庫がないようなので公式サイトよりご購入ください。
さて、調べていると「子どもの誤飲と薬」については様々は団体や自治体が啓発を行っており、素敵なポスターがたくさんあることを知りました。
ページの都合上チャイルドヘルスに載せることができませんでしたので、こちらで紹介しておこうと思います。
今回は以上になります!
参考になれば嬉しいです!