こんにちは!リンコ(@manabunoda)です!

リンコ's diary

田舎の地域医療を志す薬剤師

月刊ブログ 田舎の地域医療を志す薬剤師(2019.11)(研究しないと!)

先日、関連病院学会と医療薬学会に参加してまいりました。いずれも発表があったのですが、そこに至るまでに様々な学びがありましたし、学会を通じても多くの学びがありました。そして、今までは「臨床研究をやりたいな」くらいの気持ちでしたが、「臨床研究をやりたい!やらないといけない!」という気持ちに変わってきました。
 
まずはそれぞれの学会での反省と気づきを。
 
①関連病院学会では、院内の他職種の発表があり、経験が少ない人が多かったので、その手伝いもしていました(私の経験が豊富というわけではないのですが)。また、学会当日は他施設の様々な職種の発表を見聞きし、視野を広げることができたように思います。そんな中ふと、「自施設では様々な取り組みをしているけど、適切に評価されているのかな?」と思いました。やりっぱなしになっていないかな?本当に意味のある取り組みなのかな?と。やった方がいいのか、そうでないのかを適切に評価していくべきなのではないかと。外で発表するというのは、評価するいい機会にもなると思いますので。かくいう私の発表はといえば、あまり振り返りもしていない活動報告だった、良くないですよね。。。まずは自部署が積極的に取り組んで、自施設にそういった風土を少しでも根付かせていきたいな、と。
 
②医療薬学会ではとある処方介入に関する取り組みを発表したのですが、発表に至るまでの過程で様々な気づきがありました。あまり深く考えずに始めてしまったこともあり、研究を始める前にデザインをもっと揉まないといけなかったなとか、先行研究を調べたりとかアウトカム設定とかも甘かったなと。そもそも研究するということをよく分かっていなかったのかもしれません。
今回の発表は今まで行ったものの中では一番ガッツリやった発表でしたので、このようなことに気付き、学べたことが最大の収穫だったと思います。
 
最近、薬剤師の学会に行くと臨床研究のシンポジウムの多さが目につきます(自分が興味を持ち始めたからそう見えるのかも…)し、臨床研究関連の新しい書籍も次々に発売されている気がします。診療報酬改定でエビデンスが求められている等の理由があると思いますが、私としてもしっかり取り組んでいかないといけないと感じています。
 
小規模病院で教えてくれる人がほとんどいないのは事実ですが、できない言い訳を並べるのはそろそろ止めないといけません。学ぶ手段はたくさんありますし、探せば教えてくれそうな人がいることも分かりました。
学会発表に(最終的に論文を書いた方がいいのは理解していますが、一度それは置いておいて)つながれば一番いいですが、そうでなくとも普段から研究することを念頭に置いて様々な取り組みができればいいなと。慣れることも大切だと思いますし、普段から行っている取り組みを形にして残していくことも必要だと感じています。
またそれと同時に、たくさんの論文を読むこともしていきたいなと。
 
そうそう、帰ってきてから嬉しいことがありました。医療薬学会での私の発表を聞いた方からメールをいただいたのです。
「発表の多くが規模の大きい病院の発表で直接参考にできない演題も多いのですが、小規模病院でもそういった素晴らしい取り組みをされている方がいるのを知り励みになりました。」
といったものでした。嬉しかったですね。同じような境遇で働く薬剤師に何かしらのメッセージを送ることができることにも気づけたので、また頑張りたいな、と。
 
来年は名古屋で少しでも成長した姿を見せることができますように。
 
 
以下、私の医療薬学会のメモより、臨床研究のシンポジウムのメモを少しだけお裾分けしておきます。
・臨床はやりたいけど、研究はやりたくない??⇒どちらも繋がっている!!
・エビデンスを創出していくために研究能力が必要
・研究テーマの妥当性の吟味。網羅的な文献検索。
→過去の類似研究等のリサーチ→20-30報読む。論文の取り寄せに努力を惜しまない。
・FINERをチェック(実現可能性、興味深さ 、新規性、倫理性、関連性)
・必ず事前にプロトコールを作成する。発表先も決めておく。主張するメッセージを絞る
・データの収集の注意点:プロトコルに基づいたフォーマットで。評価しない/できないデータは集めない
・統計手法は差を見るか?相関を見るか?→自分でわからなければ統計家に相談する
・研究はいつやるのか?→アイデアは日頃から考えて。業務内or業務外?通勤時間や業務の合間を使って。
・日頃から興味のあるジャーナルを読む。ただし興味のない分野からアイデアが沸くことも
・データマネジメント、有用点、限界の考察が難しい
・アイデアとデザインが重要!
・症例数少ない→隙間産業(臨床現場での問題点)を狙う!→徹底的に情報収集&文献検索
・症例報告は重要!→なかなか論文化されていない→気付いた時に追加検査をお願いする
・普段のちょっとした疑問。その薬の使い方大丈夫?同じような副作用が出てる気がするetc自分の感覚、違和感を大切にする
・よい論文、研究を真似てみる
・最終目標は論文化すること
・仕事のモチベーションに繋がる。情熱が必要。
・多くの患者、他職種の協力が不可欠
・倫理的な配慮は重要!
・1回成功経験を得ると2回目以降スムーズに進む

 

なお、twitterではハッシュタグ「#jsphcs2019」「#29jsphcs」にてシンポジウムの内容等がツイートされておりますので、そちらも参考にされてください。
 
思い出の写真たち(もつ鍋は撮るの忘れた…)

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