こんにちは!リンコ(@manabunoda)です!

リンコ's diary

田舎の地域医療を志す薬剤師

多職種連携の会 第3弾;糖尿病への各職種の関わり

今月の多職種連携の勉強会のテーマは「糖尿病」でした。

看護師からは、足を見ることの大切さを教えていただき(あまり気にかけてなかったですね。。。)、リハ部門からは「ラルゲットゲイト」という運動方法を教えていただき(なかなかいい運動になりました。でも、ググってもイマイチ出てこないですね。。。)、管理栄養士からはガイドラインに「食事療法の実践にあたって、管理栄養士による指導が有効である。(推奨グレードA)」(糖尿病診療ガイドラインQ3に記載あり)という記載がある事を教えてもらう(羨ましい…)と共に種々の食事療法について教えてもらいました。

私からは、薬剤関連の事柄について30分間しゃべり倒しました。そのスライドの一部を共有させていただきます。

 

まずは薬剤の一覧と、それぞれの特徴について

(他職種のみなさんが気になるであろう、低血糖リスク、体重の増減、効果の強弱について記載してみました。かなり私の主観が入っておりますが。)

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次は、各薬剤の種類別での作用機序と代表薬剤の注意点などの説明。☆を使って重要度を示してみました。

①ビグアナイド

最重要薬剤ですね。腎障害患者・高齢者への投与、乳酸アシドーシスについては強調しておきました。

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②チアゾリジン

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③スルホニルウレア(SU)

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④超即効型インスリン分泌促進薬(グリニド)

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⑤DPP-4阻害剤

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⑥GLP-1阻害剤

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⑦αグルコシダーゼ阻害剤(α-GI)

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⑧SGLT-2阻害剤

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⑨インスリン

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続きまして、シックデイについて。

経口薬の継続可否については看護師よりよく質問を受けますね。DPP4とGLP1はコンセンサスが得られていないようですが、中止しなくても良いかとは思います(GLP1は空腹時も下げるようなので、ちょっと怪しいかも)。

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次は低血糖に関する情報をもろもろと

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こうやってみると、低血糖の大部分はインスリンとSU薬であり、インスリンは年齢、HbA1cともに幅広いですが、SU薬は高齢者でコントロール良好な群で特に低血糖に注意が必要なことが分かります。

 

さらに、血糖値に影響を及ぼす薬剤について。

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DM薬以外の薬剤が低血糖を引き起こすこともありますし、高血糖を引き起こす薬剤もありますし、クエチアピン、オランザピンはDMに禁忌ですが、それをリスペリドンにすれば安全というわけではなさそうですし、抗がん剤をほとんど扱わない当院においても免疫チェックポイント阻害剤による劇症1型糖尿病というのは頭に入れておかないといけません。

 

次は日本でのDM患者の死亡原因と平均寿命

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10年単位で見ると、かなり変化してきてますね。死亡原因に関しては血管疾患が減って、悪性腫瘍や感染症が増えてきていますし、平均寿命はかなり伸びているように思いますが、まだまだ一般集団と比べると差がある印象です。

 

さらに、日本における管理目標や各国のガイドラインの紹介

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米国、英国はメトホルミンが第一選択なのに対し、日本は何でもアリです。

あと、熊本宣言は適当すぎますよね…(個人の感想ですw)

 

最後は、文献情報をダーッと垂れ流し。

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終わり!!

よくこれを30分でしゃべりましたね、私。。。

 

 

参考

・各製薬メーカーwebサイト

・薬剤師国家試験対策 青本