リンコ's diary

田舎の地域医療を志す薬剤師

月刊ブログ 田舎の地域医療を志す薬剤師(2016.6)(元同僚医師から教えてもらったこと)

遅くなりましたが、第7プライマリケア連合学会学術大会(in浅草)に参加して参りました。
正直今回の学会はあまり期待しておらず
ワークショップに参加できれば良かったのですが、早くに埋まってしまい参加できませんでしたし、
シンポジウムはあまり面白そうなものがなく

なんとなくポスター発表のセッションに行き、知り合いのものを中心に見ていました。
で、なんとなく見始めた元同僚医師の発表にハッとさせられました。

簡単に内容をまとめると、
1年以上生活習慣病の治療をしていた患者。良好な関係が築けていないことも原因となり、治療効果が得られていなかった。
しかし傾聴を行うと、こちらの思いに反して治療への意識が見られた。
そしてその後、治療へ意欲的に取り組み、治療成果が得られるようになってきた。
誰に相談すればいいか分からなかった、というのも原因の一つだった。」
というものでした。

こういった症例はよくありがちな症例かと思います。
基本的ですが、すごく大切なことですよね。
忘れていた何かを思い出させてくれた感じで、なんか心に響きました。

別の栄養指導のセッションでもそれに似た話が出ていました。
「指導を受け入れる体制が出来ていないと、一般的なこととして受け取ってしまう。
自分の食事のこと聞いてくれてないのに呪文みたいなこと言ってるイクラを食べるな、衣を剥げと言われても
自分の生活に合うことを言ってほしい」と。

毎回限られた時間ですのでなかなか難しいことですが、
こういったことは常に意識してやっていかなければいけませんね。

P.S.
 今回の個人的なメインイベントはJJCLIPリアルワークショップでした。
夜のワークショップも含めて大変勉強になりましたし、刺激を受けました。
みなさんに負けないように頑張らねば!

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