遅くなりましたが、第7回プライマリケア連合学会学術大会(in浅草)に参加して参りました。
正直今回の学会はあまり期待しておらず…
ワークショップに参加できれば良かったのですが、早くに埋まってしまい参加できませんでしたし、
シンポジウムはあまり面白そうなものがなく…
なんとなくポスター発表のセッションに行き、知り合いのものを中心に見ていました。
で、なんとなく見始めた元同僚医師の発表にハッとさせられました。
簡単に内容をまとめると、
「1年以上生活習慣病の治療をしていた患者。良好な関係が築けていないことも原因となり、治療効果が得られていなかった。
しかし傾聴を行うと、こちらの思いに反して治療への意識が見られた。
そしてその後、治療へ意欲的に取り組み、治療成果が得られるようになってきた。
誰に相談すればいいか分からなかった、というのも原因の一つだった。」
というものでした。
こういった症例はよくありがちな症例かと思います。
基本的ですが、すごく大切なことですよね。
忘れていた何かを思い出させてくれた感じで、なんか心に響きました。
別の栄養指導のセッションでもそれに似た話が出ていました。
「指導を受け入れる体制が出来ていないと、一般的なこととして受け取ってしまう。
自分の食事のこと聞いてくれてないのに…呪文みたいなこと言ってる…イクラを食べるな、衣を剥げと言われても…
自分の生活に合うことを言ってほしい…」と。
毎回限られた時間ですのでなかなか難しいことですが、
こういったことは常に意識してやっていかなければいけませんね。
P.S. 今回の個人的なメインイベントはJJCLIPリアルワークショップでした。
夜のワークショップも含めて大変勉強になりましたし、刺激を受けました。
みなさんに負けないように頑張らねば!