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リンコ's diary

田舎の地域医療を志す薬剤師

月刊ブログ 田舎の地域医療を志す薬剤師(2016.3)(介護支援専門員実務研修を受講しての気づき)

先日、介護支援専門員実務研修受講試験に合格したことは当ブログで報告いたしましたが、その名の通りあの試験合格は研修を受ける権利を得ただけで、その後の実務研修を受けなければケアマネとして登録されないのです。
というわけで研修を受けてきたのですが、これがなかなか大変で
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月上旬から3月上旬にかけてほぼ丸一日を使った研修が7日間(しかもすべて平日)。それに加えて1か月間をかけて要介護2以上の方にお会いし面接してケアプランを作るという実務研修がありました。いやあ、疲れました。
ちなみに、来年からはこの研修が全部で92時間になるそうで、今年受けといて良かったなぁと。来年はきっと大変です。来年受ける方は覚悟しておいた方がいいですよ。ただ、今回の研修では不十分なことも沢山あるので、その辺は羨ましいなと思いました。

研修は座学だけでなく、グループワークをたくさん行いました。グループ内には多職種出身の方々がおり、また実際にケアマネをしている方にファシリテーターをしてもらいました。その方々と話したことが何よりも大きな財産になりました。

今回の研修を受けていくつかの気づきがありました。

 医療出身者(特に私)は介護関連の知識が不足している人が多い。

 介護出身者は医療の知識が不足している人が多い。

 そもそも薬剤師が介護の現場で何をしてくれるかなんて誰も知らない!

 ケアマネってすごい☆

ちょっと極端に書いてしまいましたが、あくまでも個人の感想ですので。
①~③に関してはある程度予想してましたし、私がケアマネを取得した理由でもありましたが、想像以上でした。このギャップは何とか埋めていかないといけないと思いました。
①については、まずは共通言語の理解から始めないといけないな、と。「入れ歯」を「義歯」と呼んでいるなんて初めて知りましたし(こんなレベルでケアマネになってしまってすみません…)、グループワークの中でも聞きなれない言葉が時折飛び交っておりました。介護の知識だけでなく、他職種の職能の理解というのはかなり重要なことではないかと思いました。特にリハビリについてはしっかり学んでおきたいと思いました。
②については、①の逆ですので仕方のないことですが、私が考えていたよりもギャップがありました。もちろん薬のこともです。そんなことも知らないの??って思いました(逆に私もそう思われていたでしょうけど)。普通の介護職ならまだしも、ケアマネに医療の知識がないのは致命的になりかねません。
③については残念ながら、本当に誰も知りませんでした。7人グループでそれぞれがケアプランを作成しましたが、訪問薬剤管理指導がプランに入っている人は誰もおらず(私も入ってなかったんです。服薬には問題のない方だったので…)。最後の方にその話をすると、「そんなのあるんですね。」とみんなから言われる始末。アピール不足だな、と。かなりの危機感を覚えました。頑張らないといけません。
④に関しては、ほんとにすごいなと思いました。大変な仕事ですよ、これは。何度も思いましたし、すごく尊敬します。

せっかく合格はしましたが、実際ケアマネに登録されても、薬剤科の状況や給料の面から考えるとケアマネをメインにして仕事をするということは、当面はなさそうです。
ただ、今回の研修で薬剤師としてケアマネとしてやらなければいけないことに気づきました。先ほどのギャップを埋めることです。まずは介護職員やケアマネへの医療知識、特に薬剤師ですので薬剤に関する教育はしていかなければならないな、と。それと同時に薬剤師のアピールもしていきたいな、と。医療介護職種や場合によっては住民にも薬剤師が何をできるのかということも伝えていきたいな、と。診療報酬も改訂になりましたし(あれが良いのか悪いのかは別として…)
介護やリハビリの勉強もしっかりしていきたいな、と思います。
実は来年から一人薬剤師が増えます。今年は調剤室に籠りっぱなしでしたが、来年はできるだけ現場に出て、たくさんのことを吸収してきたいと思います。退院カンファや退院時共同指導にも積極的に関わっていきたいですね。場合によれば在宅にも行きたいですね。無理せず、少しずつやっていきます。

最後に、研修を受けて気づいたことをもう一つ書いておきたいと思います。
薬剤師業界では現在ポリファーマシー(簡単に言うと、多剤併用等の薬剤の不適切使用)が問題になっております。今回の診療報酬改訂ではそれに関する加算も付きました(あれが良いか悪いかは別としていや、あれはダメですね。そんなことよりオプシーボをどうにか…)。すみません、ちょっと話がそれました。
今回の研修で様々なケアプランを見たのですが、ケアプランがぎっしり詰まっているものが沢山ありました。そのケアプラン本当に必要かな?と。あれ、この光景どこかで見たことがあるそうだ、ポリファーマシーだ!
ポリファーマシーならぬポリケアプランとでも呼びましょうか。
処方を組み立てていくのが医師であるならば、ケアプランを組み立てていくのはケアマネです。この作業は似ているように思います。そして、それが不適切になってしまう理由も似ているのかな、と。
良かれと思って作ったケアプランが実は効果の期待できないものだったり、本人が嫌がっていいてQOLを損ねるということもあるとは思います。また、見直しを行わないうちに不適切になってしまうということもあると思います(あっ、やっぱりポリファーマシーと同じですね)。ケアプランを作成するときはそういったことにも注意しないといけないと思いましたし、担当者会議では各専門職がしっかりと意見を出していかないといけないと感じました。
ポリファーマシーに関しては、エビデンスを取り入れて介入する手法も出てきていますが、介護にもエビデンスは通用するのでしょうかね?

ほんと、ケアマネって大変な仕事だと研修を通じて感じました。でも利用者にとってはいなければならない存在。来年からはケアマネとして働くのは難しそうなので、少しでもサポートできるように頑張っていきたいですし、少しくらいは実際にケアマネとしても働いていきたいな、と考えております(実務してなかったら、更新が面倒なんですよね…)

来年はもう少しブログ書きたいな…


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