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リンコ's diary

田舎の地域医療を志す薬剤師

月刊ブログ 田舎の地域医療を志す薬剤師(2015.7)(かかりつけ薬剤師になりましたが…)

来年度の診療報酬改定に向けて騒がしくなってきておりますね。
その影響もあって、「かかりつけ薬局を持ちましょう!」とか、「かかりつけ薬局・かかりつけ薬局を目指しましょう!」とかいうことをよく耳にするようになりました
かかりつけ薬局だけではなく、かかりつけ薬剤師という言葉をよく聞くようになったのはいいことかな、と思います。
私は薬局ではなく病院にいます。かかりつけ薬剤師は何も院外薬局だけにいるのではありません。入院患者さんや院内調剤を受けている患者さんにとっては病院内にいる薬剤師がかかりつけ薬剤師になることもあります。

私は、数か月前くらいからある患者さんのかかりつけ薬剤師になりました(と、勝手に思っています。名前も覚えてもらって指名してもらうようになったので、そう呼んでもいいのではないか、と)。その患者さんは足が不自由なため院内にて調剤して、院内の薬剤師が服薬指導を行って薬をお渡ししています。

ある日、排便コントロールがうまくいっていないとのことで、便秘薬についての相談を受けました。「今まで飲んでいた便秘薬は効果が強すぎるんだ。先生には半分にして飲むように言われたけど、〇〇さん(←私のことです)はどう思う?」と。
新しく処方された便秘薬も含め、様々なお話をしました。
その二日後、けがの手当てで病院に来られたのですが、処置終了後指名を受けて相談されました。
「この間もらった薬は効かなかったよ。まだ先生には言ってないけど、どうしたらいいかな?」
そこでもいろいろお話をしました。で、また二日後にも相談を受けました。
「なかなかうまいこといかない…」と。
何度も続けて指名されて相談を受けることは信頼してもらっている証だと、最初はとてもうれしかったです。
ただ、それが繰り返されていくうちにその気持ちはなくなっていきました。なんでなんだろう、と自分でも不思議に思い、考えました。そして出てきた結論は、患者さんの状態が良くなっていない、ということでした。

かかりつけ薬局・かかりつけ薬剤師は、多くの薬剤師が目指すところだと思います。
しかし何も、かかりつけ薬局・かかりつけ薬剤師になることが最終目的ではないはずです。
その先には、「患者さんのQOLの向上」などといった大きな目的があるはずです。

かかりつけ薬局・かかりつけ薬剤師、そんな言葉にとらわれず、最終的な目的・目標は何なのか、見失わないようにしっかり考えて、意識しておかないといけない、と感じた事例でした。 

その患者さん、今では排便コントロールは上手くいっているようで、かかりつけ薬剤師としては一安心しているところでございます

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