リンコ's diary

田舎の地域医療を志す薬剤師

月刊ブログ 田舎の地域医療を志す薬剤師(2014.8)

今回は、田舎の情報格差について書いていきたいと思います。

 

来る7/20、若狭さとうみハイウェイが開通し、ようやく福井県嶺北と嶺南が高速道路で結ばれました。
私の住んでいる町から県庁所在地のある福井市までは、今までは車で2時間半くらいかかっていましたが、これで2時間弱に短縮されることになりました。
以前山口にいたときも、田舎の方に住んでいたのでよく思ったのですが、
都市部に比べると圧倒的に田舎では勉強会が少なく、情報格差があるように感じています。
何年か前からこの課題については考えていますが、なかなかいい案が見つかりません。

 

私は薬剤師なので、「日本薬剤師研修センターホームページ」でよく勉強会を検索するのですが、
都会と田舎では勉強会の数が圧倒的に違います。
県内でも、福井市ではまだ開催される数が多いですが、嶺南や他の地域では少ないです。

 

そのため移動に時間がかかったり、お金がかかったり、時間的に参加できないということも多くあります。
都会であればたくさんの勉強会があり、勉強会を「選べる」環境にありますが、
田舎は正直「選べない」環境です。

 

ただ、ICTの発達にてその格差は埋まってきているように思います。
web
セミナーが多く開催されていますし、e-Learningという形でも勉強できます。
著名な先生の講演をインターネットを通して見ることができる機会は増えてきました。
最近ではツイキャスを使って、勉強会や情報交換をしている方々もいらっしゃいますね。
twitter
facebookも気軽に意見交換や情報収集ができます。

 

これにて情報の格差は、少しは埋まったのかなとも思いますが、正直まだまだ差を感じます。
やはり大規模な研修会や学会は都会で開催されることが多いですからね。
これは仕方のないことですが。

 

なかなか解決しない課題だとは思いますが、何かいい案を今後も考えていきたいと思います。
薬剤師版「manavee」とかできないかな??

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