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リンコ's diary

田舎の地域医療を志す薬剤師

月刊ブログ 田舎の地域医療を志す薬剤師(2014.6)

先月は様々な研修会(5回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会、原子力防災(安定ヨウ素剤配布について)研修会、スポーツファーマシスト基礎講習会(これは若干こじつけですが…))に参加してきました。今回のブログでは、これらに参加して考えたこと、感じたことを地域医療と関連付けて書いていきたいと思います。

 

まずは「第5回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会」についてです。学会名どおり、地域医療に関する話題が多かったのですが、中でも強く感じたのが住民を巻き込む難しさです。以前は、医療は医療者だけで行えば事足りたかもしれませんが、今の時代ではそうはいきません。住民参加型の町づくりを行わなければ、必ず医療は崩壊します。いくつかの住民を巻き込んだ取り組みをお聞きしましたが、苦労されている自治体が多いことが印象的でした。うちの自治体でもいろいろ取り組みが進んでいるようですが、まだ私自身が参加できてないので、今後参加していきたいと思います。
それとポリファーマシーですね。これは地域の薬局とも協力しながら、改善を目指していきたいです。

 

次に「原子力防災研修会」についてです。私の住む福井県にはたくさんの原発があり、原発のある自治体の薬剤師として、今回学んだ安定ヨウ素剤の供給というのは非常に重要な責務ではないかと感じました。おそらくそう遠くないうちに住民への説明会が開催されるのではないかと思います。特に私の住む自治体は対象者が何千人単位だそうです。医師だけで説明会を実施するのはかなり難しいと思います。力になれるように、しっかり準備しておきたいと思います。
この分野については本当に知識が乏しく、中でも原子力や、ヨウ化カリウムについてしっかり学んでおかなければならないと思いました。大学で学んだはずなのですが、全く覚えていません…。ヨウ化カリウムに関しては、薬剤師なのに作用機序、効果、副作用、相互作用など、正直分からないものだらけです。住民の方にいざという時に安心して服用してもらえるように、しっかりと学んでおきたいです。

 

最後は「スポーツファーマシスト基礎講習会」についてです。福井県では2018年に福井しあわせ元気国体 が開催されます。ちょっとマスコットがダサいですね…。
実は以前山口にいたときにも国体があり、私はスポーツファーマシストとして、うっかりドーピング防止の啓蒙活動に参加させていただきました。まだまだ知られていない役割だと感じましたし、選手はドーピングに関してあまり理解できていない人もたくさんいました。数年前に資格が失効してしまったのですが、その時の経験も活かしながらまた今回何かお手伝いができればと考え、今回は再受講しました。
しかし福井県のスポーツファーマシストが少ないですね。先ほど検索したら18人でした。おそらく国体開催前年度に強化をされるのでしょうが、みなさん積極的に参加してほしく思います。
前置きが長くなりましたが、この研修会に参加して感じたのはアスリートにとってドーピングは常に隣り合わせで、相談できる人がとても大切だということです。中でも、もしドーピングをしてしまったら、出場資格停止処分が下ることが多いです(うっかりドーピングと証明できたときは、処分が軽くなることもあります。)し、なによりもその大会での記録が取り消されることになります。せっかく大会のために一生懸命に準備をしてきたアスリートにとっては本当に残念なことだと思います。特に田舎では、そんなアスリートはめったにでてきませんし、私たちがしっかり守らなければなりません。そういった方々にアドバイスできる役割が必要だということを強く感じました。

 

 

先月は種類の異なる様々な研修会に参加し、いろんな角度から地域医療を行う薬剤師の役割を考えました。改めて薬剤師のできることはとても多いし、重要な責務を持っていると感じました。
やるべきことはたくさんあるのに、薬剤師が不足しているのが大きな悩みです。福井県は人口10万人当たりの薬剤師数が全国で下から3番目。福井県には薬学部のある大学はなく、頼りにしていた石川県の北陸大学が今年は大幅に定員割れ。なかなか厳しい状況は続きそうですが、自分たちに与えられた職責をしっかり果たしていきたいと思います。

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