リンコ's diary

田舎の地域医療を志す薬剤師

「月刊ブログ 田舎の地域医療を志す薬剤師(2014.1)」

明けましておめでとうございます。
本年度もよろしくお願いいたします。
さて、7年間勤めた大手調剤薬局を退職し、
ド田舎の地元の病院に勤め始め2週間が経過しました。

予想はしていましたが、日々の業務内容や必要とする知識は大きく異なります。
しばらくはこのギャップに苦しむことになりそうです。

これから月に1回、私の考えたことや取り組んだことをこちらで書いていきたいと思います。
よろしくお願いいたします。

地元の病院に帰ってきたため当り前ではありますが、
同級生も先輩も後輩も親の知り合いも友達の親もスタッフにたくさんいます。
入院している方には親や祖父・祖母の知り合いが多いです。
今までは見ず知らずの土地で働いていたため、とても新鮮な気持ちです。
ホームに帰ってきたなって感じています。

私の祖父は入院しており、祖母は近くの施設に入所しているため、その調剤もしました。
何か変な感じです。

でもそんな環境ですので、今までとは明らかに心の持ち方が違います。
普通の業務をしていても、何か充実しています。
地域に貢献できているんじゃないかと日々感じております。

働いているうちに、いくつか現状の問題点に気付きました。
一番思ったことは、医療人が、特に薬剤師が少ないことです。
「帰ってきてくれてありがとう。」と、何人もの人に言われました。
嬉しいような、人がいなさ過ぎて悲しいような不思議な気持ちになりました。
思い返してみると薬剤師という職業を身近に感じることが少なかったように思います。
医療人が豊富にいないと、患者さんに充実した医療が届けられません。
これは患者さんにとっては大変不幸なことです。
今後訪れるであろうさらなる高齢化に向けて、医療者を養成することは重要です。
そのための取り組みも今後していかなければならないと感じています。

年末に「覚悟の磨き方-超訳 吉田松陰-」(池田貴将編訳)を読みました。
その中に今の自分を奮い立たせてくれる言葉があったので引用します。

「やらなければならないことがあるなら、それは誰がなさなければならない。
もし誰もやらないのであれば、喜んで私がやろう。
その結果が英雄と称されようが、死罪となろうがそれは私の知るところではない。」

転職を決めた時がまさにこの心境でした。
新年迎え、明日から仕事始めですが、
初心に戻って、地域のために頑張っていきたいと思います。

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