リンコ's diary

田舎の地域医療を志す薬剤師

「薬剤師としてブログを書く理念や理由・目的」(#立てよ薬剤師)(#WorldPharmacistsDay)

立てよ薬剤師&

さてさて、「第2回#立てよ薬剤師」です。

今回のテーマは「薬剤師としてブログを書く理念や理由・目的」です。

早速書いていきますね。

 

【「転職日記」から「田舎の地域医療を志す薬剤師」へ】

最初はそれほど大した理由もなく細々とブログを書いていたのですが、転職日記が大きな反響を呼びました。共感してくれた方、ただただ読んでいただけた方、お叱りをいただいた方。様々でした。その時に発信することの面白さ、大切さを学んだ気がします。その「転職日記」の中で大きな口を叩いてしまったので(笑)、そのあとどうなったかを書いていかないといけないなと思い、今でも続いているのが田舎の地域医療を志す薬剤師という月1回の連載です。気づけば5年目になりますね。この連載がブログの生命線です。途中でくじけそうになり、2か月に1回しか書けないこともあったのですが、何とか続いています。まあ、このネタ作りのために仕事や取組みをしているようなこともあるような気がしています(笑)。Win-winなのでいいんじゃないでしょうか。あと、この連載は自分と向き合って書かないといけないことが多いんです。この月に1回の自分と向き合う時間が今は非常に大事な時間となっています。面倒に感じる時もありますが。

 

【情報や出来事を共有する】

私がブログを書く上での大きなテーマは「共有」です。ふと、「その情報を独り占めするのって何の意味があるのだろうか?その出来事や考え方を自分の中に閉まっておいていいのだろうか?」と考えたのです。それに加えて、「ひのくにの薬剤師」こと山本雄一郎先生に出会って、ブログを書いている理由をお聞きしたのも大きかったと思います。これに関しては、ご自身の著書の薬局で使える実践薬学」の「おわりに」でも書かれていますし、きっと今回の「#立てよ薬剤師」にも参加されて、それを書いていただいているはずですので、そちらをご参照ください(雄一郎先生のブログ→「薬歴公開 byひのくにノ薬局薬剤師。)。私のブログが今のスタイルに至るには紆余曲折がありましたし、これからもこのスタイルを維持していくのか、変えるのかはよくわからないですが、最近はとりあえず「共有したい!」と思ったことがあればいろんなことを書くようにしています。

 

【薬剤師は知識が豊富ですが…】

薬剤師って勉強熱心な人が多いけど、だからといってそれを業務や患者さんにいかせているかといえばそうじゃない場合が多い気がします。それがすごくもったいなと思うんです。仕方ない部分もありますけどね。挙句の果てに、処方箋を見てブツブツ文句を言っているのが私の嫌いな薬剤師の典型です。じゃあ、処方提案とか疑義照会とかしろよ、処方前に介入する努力をしろよ、って。すみません、ちょっと話がずれました。その持っている(眠っている)知識とか情報をブログにまとめて、誰かがそれを見つけて参考にしてくれたら、そんな嬉しいことはないですよね。先日医師から、「疑問点を調べてたら『リンコ's ジャーナルにたどり着きました!」って言われてすごく嬉しかったです。私はその記事を書いていたのを忘れていたのですが(笑)。ブログを書いていることは自施設の医師には伝えています。隠すのはもったいない気がして。もう恥ずかしさはなくなりました。自分のブログを使って処方提案することもありますし、もちろん他の方のブログを使うこともしばしばあります。

 

【ブログでの情報発信に影響を受けた本】

最初に読んだのはいつだったのかは忘れましたが、ブログを書く上でフリー〈無料〉からお金を生みだす新戦略シェア〈共有〉からビジネスを生みだす新戦略という2冊の本の影響をすごく受けています。約10年前に書かれた本です。「シェア」という考え方は現在とても注目を浴びていますし、今後さらに発展するような気がしています。一方で「フリー」に関してはポジションがやや変わってきている気がしています。ブログに関しては少し前までは「無料」が当たり前でしたが、有料のコンテンツが増えてきているように思います。有料と無料の情報を書き分けている方もいらっしゃいますし、私自身もいずれは挑戦をしてみたいと思っております。読んでいてすごくワクワクする2冊です。もし興味がありましたら一度読んでみてください。

 

 

ブログを書けばきっと…】

あと、ブログを書けば「文章を書く能力」とか「まとめる能力」が身につくかと思ったのですが、たぶんあんまり変わってないです(笑)。ただ私は、人前で語るのがあまり得意ではないんですよね。とっさにまとめるのが苦手なんです。だから思いもしないこととか、言ってはいけないことを言ってしまったり。飲み会で延々と語るのとか無理なんですよね。ずっと聞いてます(いや、8割くらいは覚えてないですが…)。その分ブログであればゆっくり時間をかけてまとめて、文章を推敲することができます(それで出来上がった文章がこれかよwとは言わないでくださいね)。そういった意味では、表現の場として自分にはあっているのかなと思っています。

 

【少しくらい収入が増えれば…】

最近はブロガー薬剤師が各分野で活躍されているのをよくお見かけします。そんな風に注目されたい、より多くの人に読んでもらいたい、知ってもらいたいというのもありますし、それが自分の収入アップにつながればうれしいことです。私もブログがきっかけでPharmatribune webにて田舎の薬剤師 地域医療への貢献を模索中という連載をさせていただいておりますので、書いていてよかったなと感じております。あとはアフィリなどの収入もほしいですけど、それを前面に出してしまうと何のために書いているのか訳が分からなくなってしまうので、ほどほどにしています。お小遣い程度でももらえたらうれしいですが…

 

【ブログを書く上での注意事項】

最後に、最近ブログを書く薬剤師が増えてきているように思いますので、ブログを書く上での注意していることについて書いていきます。一番注意しているのは「著作権」です。特にイラストとか文献の表や図といったものには著作権がかかってくる可能性があるので十分に注意を払っています。過去に書いたもので怪しいものがあるかもしれませんが…特にN〇JMは主要ジャーナルの中でも面倒だと聞きますので…せっかく書いたものがなくなっては困りますし。あとはプライバシーとかできるだけ誹謗中傷を書かないようにというのは気を付けています。

本当はデザインとか見た目にもこだわりたいんですけどね、如何せんセンスがなくて…以前某薬剤師ブロガーの「ひの〇にの薬剤師」さんに、「見にくい!」と言われたことがありまして(笑)。でもあまり得意じゃないので、できる限りは努力していますが。去年ブログを引っ越しするときに、より見やすい「WordPress」にしようかどうか迷ったのですが、自分には無理だと思って、よりシンプルに見やすく書ける「はてなブログ」にしました。

 

取りとめのない文章になってしまいましたが、私が「薬剤師としてブログを書く理念や理由・目的」はざっとこんな感じです。長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

少しでも読んでいただいた方の刺激になったり、励みになれば幸いです。

 

2018.9.25 World Pharmasist Day !!

 

今後この下に、第2回「#立てよ薬剤師」に参加された皆さんのブログをまとめる予定です。

⇒やくちち先生がまとめてくださいました↓